先日の法事で、和尚が足を怪我されてたので椅子を用意しました。
いつも法要が終わったあと、和尚から言葉を頂くのですが、
ご自身の足のけがで正座ができない、完治するのに数カ月かかるという現実に、
職業柄、嘆いておられました。足が不自由なので、ボッーとする時間が増え、
物事を悪い方に悪い方に考えてしまって落ち込んでおられたようです。
ところがある日、ページをめくるカレンダーに「どん底は大地なり」という言葉を見て、ふと我に
帰ったというお話です。人間、誰しもどん底を経験することがありますが、どん底はどん底の大地が
あるわけで、それ以上落ちることはない、大地とは周りの支えではないかと。
日常階段の手すりに関心があるわけではなかったのに、ありがたいなーと感じることができた。
愛おしい人を亡くす悲しみから抜けられず心身ともに落ち込んでいたとしても、
周りに支えてくれる人がいるんだよというお話をされました。 ありがたやーありがたやー。