一言に「生産性向上」といっても、検索して見てみると非常に違和感を感じるのは私だけでしょうかね。
「業務の自動化」「業務の標準化」「労働分配率」「業務の見える化」など、たしかに大事な要素ではありますが、
何のために生産性向上するのかといえば、端的に言えば「利益」を生む仕組みに変えることなんですがね・・・。
検索して感じるのは、例えば「在庫」に関する取扱いがあまりないのですね。在庫が溜まる(滞留在庫)が
多ければそれだけお金に換えられてないということですし、財務的に「資産」となるので、なかなか
経営者が気づかない場合があるということです。
なぜ、こんなに在庫が多いのか、と。作り過ぎ?どこかで制約されてる?売れないから?
発注が多い?など、全体を見てどうなのか?を、分析する必要があるのですね。
工場ならなぜこんなに「仕掛」が多いのか?も大事な気づきですね。あるところだけ仕掛品が山のように
ある。サービス業なら、なぜこんなにレジに行例ができる?なぜこの商品がいつも足りない?
棚の前に段ボールが積みあがっている?など。生産性向上は1社ごとに抱えている(潜んでいる)問題は
全て異なるので、一言に「業務の自動化」「業務の標準化」「労働分配率」「業務の見える化」でOkという
ことではないのです。要するにいかにモノや情報の流れを良くすることができるのか、に視点を合わせることなのです。