厚生労働省が28日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は
前月比0.08ポイント低下の1.49倍となった。
新規求人倍率も2.04倍で前月比0.40ポイント低下。新規求人数(原数値)は前年同月比16.0%減で、
業種別では製造業の同26.1%減、
その他サービス業の同23.6%減、卸・小売業の同22.5%減などが目立った。
中国の景気減速を反映したと同時に、厚労省によると1月から求人票の記載項目が拡充され、
一部企業が求人提出を見送ったことも倍率低下の要因になった。
また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)も前月比0.06ポイント低下の1.07倍となった。
1月の完全失業率は2.4%、前月比0.2ポイント悪化
総務省が28日発表した1月の就業者数は6687万人で、前年同月比59万人増、
85カ月連続の増加となった。
完全失業者は159万人で同7万人の減少、3カ月連続の減少となった。
この結果、完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント上昇の2.4%となった。
昨年10月と同じ水準。男女別では男性が2.4%、女性が2.2%。
形態別雇用者数では役員を除く雇用者5665万人のうち、
正社員は3516万人で前年同月より42万人増。
非正規社員は2149万人で同5万人減となり、非正規比率は37.9%となった。
非正規のうち派遣社員は142万人で同2万人増加した。